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fantoni ME

fantoni ME (ファントーニME)

  • ホームからオフィスまで、場所や用途を選ばないシンプルで洗練されたデザイン。
  • 最大積載質量80kg。天板硬度7Hの剛性。
  • 5種類の色が選べる豊富な天板バリエーション。
  • 脚はストレート、キャスター付きを選択可能。
  • 多用途に使えるサイドテーブル、トップバーなどオプションも充実。

            

   

 

エッジ傾斜部分幅:23mm
天板厚さ:28mm
天板硬度:7H

(白木・木目・濃木目)素材:
MDF、低圧メラミン仕上げ+UV塗装

(白・青)素材:
MDF、低圧メラミン仕上げ

 

 

                       

天板素材はMDF。Medium Density Fiberboardの略で、中質繊維板と呼ばれる素材です。木材を細かく繊維状にして接着剤を含ませ、それを熱圧で圧縮した材料です。素材の密度が高いため、エッジ部分まで一体感のある滑らかな加工が可能です。天板の重量感、質の高さはきっとご満足いただけることでしょう。

表面は低圧メラミン樹脂仕上げ。表面硬度が高く変色しにくい仕上げで、筆圧の高い方でも傷が付きにくい堅さを確保していますが、鋭利な物には苦手ですので丁寧にお使いください。白木・木目・濃木目の天板はさらにUV塗装を重ね、質感を高めた仕上げになっています。エッジ部分は熱転写塗装です。

 

 

fantoni MEの誕生に関わった4人のデザイナーたちをご紹介します。

Gino Valle

Herbert Ohl

 

 

 

         

 みのある板材を組み合わせながらも、45度にカットされたエッジ部分がシャープでモダンなたたずまいを演出します。この角度により人の目線から見た時に板の厚みが薄く感じられる効果があります。また、直角に交わる板材どうしをより強固に接合することができるという構造的なメリットもあります。
名作「Multipli(※)」のデザインを元に、サイズや機能性を現代のワークスペースに合わせて新たに設計されたデスクが「fantoni MH」です。

※Multipli(ムルティプリ):fantoni が60年代に発表した先進的なデザインのデスクシリーズ。ニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されています。

 

 

 

 

 伝統を重んじるイタリアデザイン。ファントーニもその例外ではありません。現在のファントーニ製品に受け継がれているデザインの元となった作品がこちらです。

 

1968年、fantoniで「Multipli(ムルティプリ)」という先進的なオフィス家具が誕生しました。自社製のチップボードを原料としたその家具のデザインは高く評価され、1972年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)のエキシビション「Italy : The New Domestic Landscape」に出品されています。その後はMoMAデザイン部門のコレクション品として選ばれ、収蔵されています。

この「Multipli」を設計・デザインしたのは2人のデザイナー、Gino ValleとHerbert Ohl。2人はデザイナーであると同時に建築家でもあり、Ginoはその後fantoniの主要な工場の設計も手掛けています。

彼らはタイプライターや電卓と同様に、オフィスもまた仕事道具の一つであると考え、デザインに加えて機能性と実用性を重視した製品作りに取り組みました。

 

 

 「Multipli」の最大の特徴は45度の傾斜エッジを採用したことです。この角度をつけることによって板の厚みが実際より薄く見えるというユニークな視覚効果が発揮されます。さらに全体のイメージもシャープで軽快感のあるものになります。
また、右写真のように傾斜部分に接合金具を埋め込むことで組み立ても簡単になり、構造的な合理性も生み出しています。

 

 

    

「Multipli」はその後、Mario Broggi と Michael Burckhardt の2名により1974年に新シリーズ「45°」へとモデルチェンジされます。そして1996年、MarioとMichaelの2人の手によって大きく改良が加えられ、「Meta 45」シリーズが誕生します。これが現在ガラージで販売している「fantoni ME」です。

 

 

 2006年には「Multipli(※)」が新たにエグゼクティブ家具として生まれ変わり、fantoni に再登場します。翌年にはさらに上位シリーズの「Multipli CEO(※)」も発表され、45度エッジのデザインは fantoni のエッセンスとして改めて位置づけられました。

※ガラージでは未発売

 

 

 

 2011年、「Multipli」のデザイン性を反映しつつ、現代のワークスペースに求められる機能性を盛り込んだ「Quaranta5」が発表されます。このシリーズをガラージでは「fantoni MH」として皆様にお届けします。

 

 

 

 天板素材はMDF。Medium Density Fiberboardの略で、中質繊維板と呼ばれる素材です。木材を細かく繊維状にして接着剤を含ませ、それを熱圧で圧縮した材料です。素材の密度が高いため、エッジ部分まで一体感のある滑らかな加工が可能です。天板の重量感、質の高さはきっとご満足いただけることでしょう。

「fantoni MH」では、天板の平面部分から45度の傾斜部分まで一体化した低圧メラミン仕上げとなっています。継ぎ目がなく連続した木目柄となり、見栄えを向上させています。(板の側面方向は熱転写塗装)

オーク

ブラック

ホワイト

 

 

天板厚さ:28mm / エッジ傾斜部分幅:23mm
天板硬度:7H
素材:MDF、低圧メラミン仕上げ

 

fantoni MH は2種類の木目、黒、白からお選びいただけます。チーク、オークは木目の導管を模したエンボス加工がされています。またオークは fantoni GF/GT/GL のオーク柄天板とは模様が異なります。黒は梨地加工です。

チーク

オーク

 

fantoni MH の天板と脚は、板の内部に1辺70mmほどのL型金具を差し込んで固定します。金具が外部に露出せず、デスクのデザイン性を高めると共に構造的な丈夫さを生んでいます。

デスクの下から天板を見上げたところです。金具等はなく、すっきりとしています。

 

    

 

 幕板の左右2箇所に配線穴を装備。チークと黒は黒い配線キャップ、オークと白は白い配線キャップが付属します。天板には配線穴はありません。配線キャップは右画像のように一部だけ開けた状態でも、完全に取り外した状態でも使用できます。

 

 

 

 

 脚の裏側に配線溝を装備。幕板の配線穴から引いたケーブルを床面まできれいに通すことができます。

配線溝は幅45mm。GTの配線溝(50mm)より一回り小さい作りとなっており、3本のケーブルを分けて通すことができます。溝のカバーは柔軟な樹脂製で、好きな位置から配線を取り出すことができます。

 

                   

 

 デスクの脚には片側2個、計4個のスチール製のアジャスターが付いています。フローリング床への傷を防ぐには市販の傷つき防止フェルト等をご利用ください。

 

 

 アジャスターの接地面は丸く加工されています。このような目立たない部分までデザインを施すところにもイタリアらしさが垣間見えます。接地面の直径は24mmです。